2011年07月11日

突発性難聴体験記〜〜聞こえの不思議 1

6月のことですが、「突発性難聴」という病気になりました。難聴というくらいですから、耳の聞こえが悪くなる病気です。音をキャッチすることや言葉を聞き取ることが、ふつうとは違う状況が続き、いろいろ(ある意味で)「面白い」体験ができました。時間が経つとおそらく忘れてしまうので、自分のメモも兼ねて、その体験を書き留めておこうと思います。本日より3回に分けてアップします。


なお、「突発性難聴」という病気は人によって症状がさまざまです。これはわたしが感じて体験したことなので、突発性難聴やその他の難聴を患う他の人にはまったくあてはまらない情報である可能性もあります。病気について調べている方は、その点に気をつけてください。


「突発性難聴」という病気は、ある日突然、多くは片耳の聴力が落ちる病気で、はっきりした原因が特定されないものです。疲れやストレスが原因になると言われています。ウイルス感染という説もあるようですが、確かなことはわかっていません。聴力が落ちる他、耳鳴りが起こり、めまいを伴う場合もあります。

再発することがない、とも言われますが、わたし自身、この突発性難聴にかかるのは4回目。病院に行って「前にもやりました」と話して驚かれたことは一度もありません。だから、わたしの体感でも実際にも再発することは珍しくないと思うのですが、公的な見解は「再発しない」だそうです。

聴力の落ち方は人それぞれ、もしくはその時それぞれ。わたしの場合は4回とも左耳、低音高音はあまり落ちず、聴力検査のグラフが「谷型」になる、人の話す声や、日常いちばんよく使う部分の周波数がドーンと落ちるタイプです。

「突発性難聴」、本当に突然くるんです。その日はとある企業に取材中でした。左耳に「キーン」とかなり大きめの音で耳鳴りがはじまって、耳の中がつまったような閉塞感。これで、右耳を押さえてまわりの音がかなり小さくなれば、「あ、やっちゃったかも」と過去3度の体験をもつわたしは警戒するわけです。ただ、取材中なのでもちろん右耳をふさぐわけにはいきません。

会議室での取材が終了した後、参考資料を見せてもらうことになり、会議室から出て、エントランスなど“ざわざわ”としたところを通り抜けながら、資料室に移動したのですが、このとき話してくれた方がわたしの左側に立っていて、ほとんど言葉を聞き取れなかったことを覚えています。
少しできる外国語のようなもので、細かいところは聞き取れないけれど「何について話しているか」はわかり、相づちを打っていれば問題ない会話であることは認識できます。だから特に困ることも慌てることもありませんでした。

が……

ちょっと話がそれますが、もともとわたしは疲れると「耳にくる」ことがよくあり、耳鳴りがして音が聞き取りづらくなることもよくあります。寝て治ればいいけれど、寝ても治らなければ耳鼻科に直行、がなんとなく自分のルールになっていて、過去3回はそれで薬をのむと3日〜1週間で治っていました。
しかし、今回は治療を開始してから10日間は、まったく回復する気配がなく、その間、いろいろ考えているうちにこの「取材のときに人の話が聞こえなかった」ことが、自分のなかで「怖い体験」に変化していったのです。

取材というのは、いろいろな形があり、静かな部屋で座ってゆっくり話を聞く以外に、営業中のお店のなかを案内してもらいながら話すこともあるし、喫茶店などで話すこともあります。
周りが“がやがや”“ざわざわ”いっているところで人の話が聞こえなかったら仕事にならないわけです。

3分の1の人はそのまま治らない病気。なかなか治らないでいる間、このまま聴力が固定されたらどうしたらいいんだろう、と考えていたら、このときの取材の体験は(ほんとうに軽い、軽いものですが)フラッシュバックを起こして何度も頭に浮かぶようになりました。

さて、話は戻ります。
発症当日は「寝れば治るかも」くらいに考えていたため、まだ気楽でした。結局、寝ても治らず、以前にも受診した近所の耳鼻科に行って、「突発性難聴、以前と同じような落ち方ですね」と診断を受けました。
そして、4日間薬をのんでも回復しなかったため、総合病院に移って点滴治療をすることになり、わたしの「闘病」は続きます。

続きは次回……



posted by chiyo at 12:30| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 難聴 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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