2006年09月16日

文化を滅ぼさないため、私たちができること

なーんて、、偉そうなタイトルをつけてみたが、
本の紹介。
著作権とは何か―文化と創造のゆくえ

扱いの「難しさ」が強調される「著作権問題」だけれど、一体何がどう難しくって、そもそもどういうものなんだろ。
そんな素朴な疑問を持った人に最適な本。

著作権とは壮大な実験であって「印刷技術が飛躍的に普及し、作品の複製や流通が発達した時代では、自由に創作できるメリットよりも、勝手に海賊版や模倣策を流布されるデメリットの方が、大きい。だから、無断の複製や翻案を制限しよう、そうすることが芸術文化を育むはずだ、という前提で著作権は正当性を認められて」いる。だから、もしも「この前提が間違っていて」「著作権があることで芸術文化はかえって細ってしまった」としたら、著作権のシステムは根本的に見直さなくてはならない、(p.117-118)という指摘は、言われればなるほど、だけれど、言われなきゃ、気づかない。
著作権があることで私たちが獲得できているメリット、失ったもの、著作権が何を目指しているのか、自分の頭を整理できる。
文化を守るための著作権をちょっと考えてみたい人にはおすすめ。



posted by chiyo at 15:59| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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