ご無沙汰しております。
2012年、ぽんぽんと2号続けてメルマガの発行できたので、
お、こりゃあ今年はひょっとしていいペースで書けるかしらんと思っていたら、
またすっかり時間が経ってしまいました。
確か、前回のメルマガ、『しあわせの雨傘』を書いていたときだと思います。
なかなかうまいこと考えにまとまりがつかないし、
言葉が出てこなくて、原稿がちっとも進まなかったのです。
埒があかないから、ぷいっと原稿は放っておいて、しばらく寝かせておくことにしました。
で、ぜーんぜん関係ない本を読んでたら、急に、件の映画について言いたいこと、
こんなことを書いたらいいんじゃないか、ってなことが頭の中にあふれてきたんです。
「書けない書けない」と無理にひねり出そうとしても書けないもので、
何かべつのものを自分のなかに入れたら、いろんな思いが出てきたわけです。
思えばその前も、仕事で原稿を量産していて、何かをインプットするひまがなく、
ただただ時間に追われるままにひたすらひねり出してアウトプットを続けていたわけで、
そういうことをずっと続けていると、言葉もアイディアもすっかり出てこなくなるんでしょう。
ひねり出しても出てこないときには、なんでもいいから入れてみる。
できれば、ひねり出そうとするものにまるで関係なくても自分の好きなもの。
そんなことを思ったのでした。
なんて「創作のヒ・ミ・ツ」めいたことを言ってるわりには、
『しあわせの雨傘』は、結局あんまりうまく書けなかったなあとぐじぐじしてるのですが。
さてさて、
次にとりあげる予定の映画。
観たのはずいぶん前なので、果たしてちゃんと思いだして書けるかどうか、
自信がないのですが、
『君を想って海をゆく』
『ソフィアの夜明け』
この2作を準備中です。
『君を想って海をゆく』
恋人のいるイギリスまで英仏海峡を泳いで渡ろうというお話だから、
うーん、確かに君を想って海をゆく(犬じゃないですよ)けど、
そういう話だと思って観ると、もっともっと複雑で社会問題の絡むお話だし、うーん。
てな作品。
『ソフィアの夜明け』
ブルガリア映画ははじめてじゃないかしら。
都会に暮らす若者の閉塞感が画面からあふれる雰囲気は、
どこかでしばしば見かけたな、というのは否めないのだけれど、
観た後も、じんわりくる作品でした。
2作品とも、現代的なテーマである「国と国の交わり」が絡んでます。
いつ頃と告知はできませんが、
近いうちに、配信する予定です。