2008年03月10日

他人の思惑・自分の都合

久しぶりに、ね、コレ読みなよ、いいからさー、とお節介を発揮する本に出会った。
自分で面白いと思う本に出会うことは、別に久しぶりじゃないけれど、
人に勧めたってぜったい間違いない、て本はそうそうない。
で、これもすでに家族にお節介を働いて鬱陶しがられたので、
しょうがない、世間に向かってお節介を働くコトにする。


中島 京子
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のんびり老後を暮らしているはずだった元歯科医のもとに、
夫が事業に失敗して実家に身を寄せた長女一家、
離婚してで戻ってきた次女が住むことに。
そして見ないようにしていたけれど、長男はひきこもり。
突然8人の大家族になった緋田家の物語。

章ごとに、8人一人ひとりの目線でつづられる、一種の群像劇と言ってもいいだろう。
家族はこう見てるだろうけど、ホントは自分はこうなんだ、なんて思いを皆が皆抱えていて、それが読む方には、老若男女問わず「ワカルヨー、ソレ」とうなづけるものなのだ。

リズムのいい筆致と、ちょっと意地悪に、でもやっぱり優しい、作者の眼差しが、気分がいい。

ドラマ化したい、なんて人いそうだけど。その場合、登場人物それぞれの心のつぶやきをどう表現するかが難しいだろうなあ。
posted by chiyo at 12:27| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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